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闇夜の国

短編小説
純文学
オリジナル
2014年09月21日 09:57 公開
1ページ(9109文字)
完結 | しおり数 0

「悲しくなんかない。だって、星になるんだものね」――闇に溶けることなく、輝く星。

鷹見

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少年は寂しさから闇に囚われた。
受話器を手に取り、導かれるようにその番号を押す……。

初出:2011.8.26
転載:2014.9.21
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 僕は、あてもなく夜の新宿を彷徨い歩いていた。

 昼とはまた違った騒々しさと毒々しいネオンが、まるで異世界のように思える。


 夜の新宿は、帰るところのない人たちの巣窟だ。

 例え家があったとしても、それは凍えるような暗い部屋ではないだろうか。

 僕はうつむいたまま、乾いた人々の隙間をふらふらとすり抜けた。

 酒の入った大人たちが振り返って、僕の顔をジロジロと見ているのは分かる。

 夜の新宿に高校生がいたとしても、今時それほど珍しくないけど、見るからに真面目そうな僕がひとりでふらついているのは、さすがにどこか異質に見えるのだろう。


 ――疲れた……。


 僕は足を止め、もたれるように電話ボックスのドアを開けた。

 外の様子が見えなくなる程に、ボックスの中は媚びた女性をプリントしたピンク色のカードでいっぱいだった。


 ただ、その中でひとつ、少々僕の興味を引く宣伝文句があった。

 白い名刺サイズの紙に黒い文字で、

「死にたい方は今すぐここへ!」

 と、書いてある。

 社名は、天国結社、となっていた。

 他にも、今なら各種サービスをご用意とか、うさん臭い文句が並んでいる。

 電話番号にはご丁寧に、イイナテンゴク、とルビがふられている。

 一体、どんなサービスなんだか。


 僕はテレフォンカードを差し、受話器を耳に当てて自宅の電話番号を押した。

 コール音が虚しく回数を重ねていく。

 今頃、自宅のマンションでは電話が冷たい闇の中に響いているだろう。

 10数えて、受話器を戻した。

 けたたましく軽薄な電子音が鳴り響いてテレフォンカードが吐き出される。


 別に何の期待もしていなかった。


 母さんは、最近よくめかし込んで外出する。そんな日は、そのまま次の日の昼頃まで戻らないことがほとんどだ。

 父さんも父さんで、母さんがいなくても特に不自由は無いみたいだ。出張と称して家を空けることも多い。

 いてもいなくても同じ僕。

 要するに、僕の両親の仲は冷え切っているのだった。


 よく母さんは、

「あんたのせいで――」

 と、恨めしそうに僕を見た。僕がいなければ、さっさと離婚でもして、新しい恋に生きるのだろう。

 母さんは、欲目で見なくとも大した美人だと思う。

 ただ、そんなことを呟いて僕を睨むときは、どうにも惨めに見えた。

 父さんは有名どころの商社に勤めていて、有能で男らしく、今でもよくもてるようだ。若い頃から浮気ばかりしていた、と母さんは愚痴を言っていた。

 その父さんが母さんを選んだのは、最も見栄えが良いから、という理由だったそうだし、母さんが父さんに近寄ったのも似たような理由だろう。

 父さんは元々子供に興味のない人らしく、僕が産まれてから、あまり家に戻らなくなった、と母さんは言った。

 僕は母さんの酷い言葉でよく傷ついた。そして、少しずつ笑えなくなった。

 母さんは、どんどん無口になる僕が余計に癇に障るらしくて、今では母さんと視線を合わせるのも珍しい。



 もしかしたら、僕が泣いてすがって頼めばさ、どうにかなったのかもしれない。


 でも、それって本当にどうにかなってるのかな。

 それとも、どうかしちゃったのかな。



 闇に……溶けてしまいそうだ。



 僕は電話ボックスを出て、新宿の空を見た。夜空は白っぽく濁り、ネオンの光だけを照り返していた。

 子供の頃、近所に住む同い年の女の子、シイナと見た星空は新宿とは違い、とても美しかった。



 僕の母さんとシイナの母さんは高校時代の同級生で、何かにつけてシイナの両親は僕を遊びに連れて行ってくれた。

 その夜も、シイナの家の車で小高い丘まで星を見に行ったんだ。


 ――星って、どうしてキレイなのか知ってる?


 シイナは大はしゃぎで両手を夜空に伸ばし、無数に散らばる星を掴もうとしながら聞いた。

 僕には分からなかった。


 ――シイナはタカシくん好きだから、教えてあげる!


 シイナは少しお姉さんぶって、得意げに何か言っていた。

 ただ、その言葉までは思い出せなかった。


 僕は視線を落とした。


 僕のことを、好きだ、と言ってくれた人の言葉まで忘れてしまっていた。


   ※


 シイナは開けっ放しになっているドアから、教室の中を覗き込んだ。

 昼休みなので、教室の中は雑然としている。

 ただし、その中でひとつの机だけは人のいた気配すらなかった。

「……タカシくん、今日も休みなんだ」

 シイナはため息をついて、呟いた。

 最近のタカシは休みが多い。

「なあに、シイナってば、まだあの男に関わってるわけ?」

 後ろで呆れたような友人たちの声が聞こえた。

 シイナは困ったような顔をして振り向いた。

 友人のヒサヨとミチコは最近の女子高生らしく、スカートの丈を短くつめた制服を着ている。ミチコに至っては、髪の毛を派手なオレンジ色に染めていた。

 シイナのように、校則で決められたとおりの格好をしている生徒など、全校を隈なく探してもそれ程の数はいないだろう。

「シイナは優しいよねー」

「もう放っとけば? あんなのと話してたら彼氏出来ないよ?」

 友人の散々な物言いに、シイナは眉をひそめた。

「あんなの、って――酷いわ。幼なじみよ」

 シイナがそう言うと、ミチコは、

「確かに顔はそれなりだけどさ、メチャ暗いじゃん、あいつ」

 と言って、アハハと笑った。

「シイナ、せっかく男子に人気あるんだから、あんな奴、さっさと振っちゃえば?」

 ヒサヨはシイナの長い髪を引っ張りながら、意味ありげに笑った。

「別にあいつがあんたの王子サマ、ってわけじゃないんだしさ」

「あいつだってその辺、やっとわかってきたんだよ」

 シイナは、ハッと息を呑み、ヒサヨの目を見た。

「……ねえ、まさかタカシくんに何か変なこと言ってないよね?」

 ヒサヨとミチコは視線を交わした。

「別に。本当のことだけよ」

 そう言って、ふたりは何がおかしいのか、馬鹿笑いした。


   ※


 ――シイナって男子に人気あるわけ。


 ミチコはタカシにそう切り出した。


 ――だけど、あんたがいつもシイナの側にいるから、手出し出来ないのよ。


 ミチコの横にはヒサヨも立ち、ふたりでタカシを睨んだ。

 何の反応もないタカシに、ふたりは苛ついているようだった。

 タカシには、ふたりが何故そんなことを言い出すのか、分からなかったのだ。


 ――あんたのせいで……。


 ミチコが言ったその言葉に、タカシの頬はわずかに痙攣した。

 その言葉は嫌いだった。


 ――シイナは優しいから言わないだろうけど、迷惑だと思ってるに決まってるじゃない?


 タカシはゆっくりと視線だけをミチコに向けた。

 目が合った瞬間、ミチコは意地悪そうに笑った。


 ――ねえ、わかる? 邪魔なの、あんた。



「気がつかなかったよ。ごめん……」


 僕は、自宅のマンションから近い公園のベンチに腰掛け、夕暮れの空を雲が流れて行くのをぼんやりと眺めていた。

 僕の目の前では幼い子供達が遊んでいたけれど、遠くで母親に呼ばれて駆け出していった。もう家に帰る時間なのだろう。


 その時の僕は、昔読んだ「星の王子さま」の一節を思い出していた。

 この絵本は、とても悲しい気持ちになった。



 ――でも、それ、そこらにほうりだされた古いぬけがらとおんなじなんだ。

 かなしかないよ、古いぬけがらなんて……。



 ね、とてもいいことなんだよ。ぼくも星をながめるんだ。

 星がみんな、井戸になって、さびついた車がついてるんだ。

 そして、ぼくにいくらでも水をのましてくれるんだ。



 ほんとにおもしろいだろうなあ!

 きみは、五億も鈴をもつだろうし、ぼくは、五億も泉をもつことになるからねえ……。




 ――だからね、かまわず、ぼくをひとりでいかせてね。



 僕はふらりと立ち上がり、公園の片隅にある電話ボックスへと入った。

 いつも家に帰る前に、一度電話をかけることにしている。

 テレフォンカードを差し、自宅の番号をかけようとして、指先が震えた。

 どうせ、誰も出ないのに。

 夕闇は、見る見るうちに深まっていった。

 あの暗い部屋には誰もいない。

 戻ったところで、たった一人の住人になるのは分かっていた。


 僕はもう、疲れてしまった。



 ここは……闇夜の国だ。



 イイナテンゴク。


 僕は、虚ろにボタンを押した。


 3回コール音がなって、


『はい、天国結社でございます』


 と、明るい女性の声が出た。


   ※


 シイナは学校から帰る途中で電話ボックスに入り、自宅に電話をかけた。

「もしもし、母さん? 今日、ちょっとタカシくんの家に寄ってから帰るわ」

『タカシくん、どうかしたの?』

 電話の向こうで、母親の心配そうな声が聞こえた。

「最近ずっと学校休んでるから、風邪でもひいたのかと思って。お見舞いしてくる」

『そう……』

 母親はそう言って、少し黙った。

 その沈黙が、何か悪いことでもしているような気にさせられて、シイナは電話ボックスの中をグルリと見回した。

 ふと目にとまったカードがあった。白い名刺サイズの紙に、黒い文字で、

「死にたい方は今すぐここへ!」

 と、書いてある。ドキリ、とした。


『――シイナ、タカシくんの家は今、ちょっと事情が複雑だから気をつかってあげなさいね』

 電話の向こうで母親がそう言った。

「うん……」

 シイナは半ば、うわの空で返事をして受話器を置いた。


 もう一度まじまじとそのカードを覗き込む。

 天国結社の電話番号を見て、

「あ、なーんだ」

 と、シイナは呟いた。

 天国結社の電話番号は117-1059で、イイナテンゴク、と読ませている。

 117からはじまっていては、その後に何番をかけようとも、時報にしか繋がらないはずだ。

 この質の悪い悪戯にシイナは苦笑したが、それでも胸騒ぎは収まらなかった。

 何故、というわけではないが、このカードを見た瞬間、とても嫌な予感がしたのだ。

 シイナは電話ボックスを出ると、タカシの家の方へと駆け出した。


   ※


『ですから、自ら命を絶つということは、本来ならば天に帰るべき魂が永遠の闇を彷徨うことになるのです。しかし、天国結社では、そんな哀れな魂も救おうと考えておりまして――』

 僕はそこまで聞いて、受話器を置いた。

「ただの宗教か……」

 少しガッカリした。

 まあ、水商売ではなかっただけ、意表はつかれたかもしれない。

 大体、他人に何とかしてもらおうとすること自体、虫の良い話だったんだ。


 ――こればっかりは自分で決めないとね。


 僕は自宅のマンションの階段を上り、屋上に続くドアを開けた。

 ドアに鍵は掛かっていなかった。

 屋上に出た途端、冷たくて強い風が真横から吹きつける。

 もう辺りはすっかり暗くなり、遠くには新宿のネオンが空に滲んでいた。

 手すりの方へと一歩足を進めると、そこにひとりの若い男の人が立っていて、街の光を見つめているのに気がついた。

 黒のスーツを着て、黒いネクタイをしている。葬式の帰りなんだろうか。

 銀縁の眼鏡をして、髪の毛は後ろに撫でつけてある。小脇にはクリップボードを挟んでいた。

 彼は手すりの向こうを向いたまま、

「ここから飛び降りたら、死ねますかね」

 と聞いてきた。

 僕は、ドキリとした。

「五階建てだから……」

「そうですね、普通なら死にますね」

 彼は、そう言うと振り向いて笑った。

「飛び降りる時って、何を考えるんでしょう。やっと楽になれる――誰か悲しむかなー、とか――それとも、みんなに迷惑をかけたいのかな」

 僕は答えなかった。

 彼は僕の顔を覗き込むように、少し首をかしげて、


「わたし、天国結社の者なんですが」


 と言った。

 僕は驚いた。

 天国結社の人が、何故こんなところにいるのか分からなかったからだ。

 彼はコホンとひとつ咳払いをして、語りはじめた。

「天国には普通、自殺した人は行けないんですよ」

「さっき聞いた」

「我々は、そんな哀れな魂も救おうと……」

「それもさっき聞いた」

 彼はちょっと情けなさそうな顔をした。

 僕は遠慮がちに目を伏せた。

「――本当は、誰にも迷惑なんかかけたくないんだ」

「と言いますと?」

「でも、僕はただ、ここにいるだけで迷惑なんだ。父さんや母さんや……みんなにも」


 あんたのせいで――

 あんたがいるせいで――

 みんな、僕にそう言った。


「それなら、僕はいなくなった方がいい。少しの間、みんなに迷惑をかけちゃうのが気がかりだけど、多分、良いことの方が多いから大丈夫……すぐに忘れられるよ、ね」

 そう言って、僕は微笑んだ。

「そんなふうに悲しいこと言いなさんな」

 僕とは逆に、天国結社の人は表情を曇らせた。

「悲しくなんかない」

 僕は少し首をすくめた。

「だって、星になるんだものね」


 ――闇に溶けることなく、輝く星。


 そう、僕は星に憧れていた。


 天国結社の彼はため息をつくと、クリップボードに挟んであった紙に目を通し、胸元のポケットに差してあったボールペンで、くるくると丸をつけた。

 その途中で、ペンの走る音がピタリと止まる。

「生まれ変わっても巡り会いたい人っています?」

 ……生まれ変わっても?

 僕は、彼をまじまじと見た。

「天国結社では現在、来世の幸せを優先的に取りつけておりまして」

 彼は妙に営業めいた口調で言った。

「来世での出会いをお約束致します」

「そんなの嘘だよ」

 僕は即答した。

「もちろん、これにはそれなりの見返りがあるわけでして……」

 彼は絵に描いたような笑みを浮かべた。

「何故、魂が彷徨うかといいますと、魂が来世を受け入れようとしないからです。ですから、明るい来世を提供することで、魂の絶対数を維持することが可能なのです」

「絶対数?」

「はい。これが足らなくなると、世の中のバランスが崩れます」

 僕は少し考えて、

「でも、来世で本当に会えるかなんて、分からないじゃないか」

 と、もっともであろう反論をした。

「そうですか? 来世での出会いを誓って共に命を絶つ、なんてことは、この国でも以前から行われていたようですが……」

 彼は僕の視線に気がつくと、ごほん、と咳払いをした。

「とりあえずは、信じることが大切ですよ」

 そう言って、彼はにこやかに微笑んだ。


 ――生まれ変わっても巡り会いたい人。


「シイナさんですね?」

 彼は言った。

「了解致しました」

 クリップボードの紙に、彼は何かを書きつけ、ボールペンを胸元のポケットにしまった。僕は固まっていた。

「どうして……」

 シイナの名前を知っている?

 僕の問いには答えず、彼はボードを小脇に抱えた。

「ご安心下さい。我々はこの道のエキスパート、いわゆる――」

 そして、乾いた笑みを浮かべた。


「死神ですから」


 彼は、僕に軽く頭を下げ、

「それでは」

 と、去ろうとした。

「ちょっ……」

 僕が手を伸ばして、そちらに一歩踏み出すと、足下が無くなった。

 何故か僕の身体は、五階建ての建物の、手すりの外にあった。


 ――来世での出会いを誓って共に命を……。


 僕の視界にはシイナがいた。

 僕たちは急速に近づいていた。

 どうしてシイナがここにいるのか、僕には分からなかった。

 そんなことを知る余裕もなかった。

 シイナは上を向いた。そして、僕に気がついた。


 こんなのは嫌だ。

 これだけは駄目だ!

 僕は、シイナだけは傷つけたくなかった。


 僕は心の中で叫んだ。

 そして、突然思い出したんだ。



 ――星がキレイなのは……


 闇の中で輝いているからだって。



 そう言っていたんだ、シイナ。


   ※


「い、いたた……」

 シイナは、気がついた途端に身体に激痛が走った。

 ゆっくりと目を開けると、東京の夜には珍しく、満天の星空が目に入ってきた。

 ぶるるっと震える。身体が冷え切っているのだ。

 いつからこうしていたのだろう……。

 そこで、ふと気がついた。

「タカシくん!」

 シイナの足下には、重なるようにタカシが倒れていた。

「タカシくん、大丈夫? タカシくん……」

 シイナはタカシを揺さぶってみたが、返事が無かった。

 それどころか、タカシの身体はやけに冷たかった。

 シイナは手を止めた。

 ただ、目を閉じているようにしか見えない。

 すう、と自分から血の気が引くのを、シイナは感じた。

 タカシの頬に、シイナはそっと触れた。

 その指が震えた。

「やだ……ちょっとタカシくん、何やってるのよ……ねえ」

 シイナは声までを震わせて呟いた。タカシは何も応えなかった。

 体中から力が抜けた。

 こんなに好きだったのに。

 こんなに大切に思っていたのに。


「わたし……あなたの何だったの……?」


 シイナの声は、あまりにもか細くて、側をすり抜けた冷たい風にさらわれた。

 心までが冷えてしまったのに、シイナの瞳からは熱いものがこぼれる。

 シイナは、両手で顔を覆い、すすり泣いた。



 それを、ふたりを照らす背後の街灯の上から見ていた彼は、安心したような笑みを浮かべると、クリップボードに挟んであった紙を引っ張り、4つ折りにして胸ポケットにしまった。



「……シイナ」


 ぼそり、と小さな声で呼ばれた。

 シイナは息を呑んだ。

「泣いてるの……?」

 シイナの膝の上で、タカシは心配そうな顔をしていた。

「……」

 シイナは、咄嗟に何も言うことが出来なかった。

 タカシの頬を思いっきりつねり、やっとのことで、

「バカ」

 とだけ呟いて、鼻をすすった。


 ――生きてた……。


 頬の痛みを感じて、タカシはそう思った。

 シイナが生きていて、良かった。

 君がここにいてくれて、本当に良かった。


「すごい星だよ、タカシくん」


 シイナはそう言って、空を見上げた。



 気がつけば、本当の闇など何処にもなく――


 きらめく星のかたまりとなった。


~おわり~



後書き


 古い! そして若い!(笑)

 こちらは若かりし頃に書いたお話です。漫画として描いたものを、小説として書き直しました。発掘した時に思わず頭を抱えて叫んでしまいましたが、このピュアな雰囲気は、大人になった今では書けない気がします。

 私の青春の残滓におつきあいくださり、ありがとうございました。

 仕方ないとはいえ、風景の描写が古いですね。

 当時は携帯を持っている人などほとんどおらず、街角には電話ボックスがいっぱいあったのです。そして、制服をミニにしてるような女の子は夜遊びしている子ばかりでした。(いつの時代だ)


 それにしても、私はどれだけ「タカシ」って名前が好きなのでしょうか。自分のペンネームも「鷹」見ですし、相当「タカ」という響きが好きみたいです。

 名前だけでなく、「幸せか不幸か、それは自分で決めるもの」という奥底のテーマも似てるような気がします。

 ……っていうか、成長してない、のか??


 なお、サン=テグジュペリ『星の王子さま』(岩波書店・内藤濯訳)より一部引用いたしました。

 2005年に岩波さんの『星の王子さま』の翻訳権が消失したので、新訳がたくさん出ましたね。新しい訳もそのうち読んでみたいものです。


初出:2011.8.26
転載:2014.9.21


※タイトルは、井上陽水さんの『闇夜の国から』をリスペクト。名曲です。

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作品宛みんなのつぶやき

  • ck2 11月16日
    おもしろかったです、好き!  #闇夜の国
    詳細・返信(1)
  • ひな 11月14日
    このつぶやきにはネタバレが含まれている可能性があります[表示]
    心が救われてよかったです。 (ネタバレ)
     #闇夜の国
    詳細・返信(3)
  • Exact 09月21日
    ひっそりした静かな夜に読みたい作品です。読み終えて、空を見上げたらいつもより綺麗に見える気がします。  #闇夜の国
    詳細・返信(1)
  • 森卜泉 09月21日
    このつぶやきにはネタバレが含まれている可能性があります[表示]
    短編とは思えないほどギュッと細部まで丁寧に書かれてて、読み終えた時に胸の中がキュッと切なくなりました。あと思わずあとがきに鷹見さまらしさを見てフフッと笑ってしまいました。 (ネタバレ)
     #闇夜の国
    詳細・返信(1)
  • 鷹見 09月21日
    短編「闇夜の国」を転載しました。  #闇夜の国
    詳細・返信(0)

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