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17:30のシャドウ

短編小説
ポエム
オリジナル
2017年01月08日 15:50 公開
1ページ(766文字)
完結 | しおり数 0

これは恋と呼んでいいですか?
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内向き少女の自問自答。
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マンガやドラマだけの世界が目の前に現れた時、
一度だけ心臓が高く跳ねた。
少しだけ痛むんだ。

傷つけられた訳ではない
傷つきに近づいた訳でもない。
それでも終わったと気づいたらもう、
ボロボロになるってわかっていた。

叶わない恋だと知っていた。
あなたの隣には居られないと、
趣味も考え方も友達も、
何一つ違う。
遠くから眺めるだけ。

片思いと呼んでね。
嘘でも好きだなんて、言われたくない。

朝焼けの渡り廊下、
昼過ぎの窓際、
夕暮れの木陰、
コンビニ帰りの街灯、

私の知らないあなたを見つけるたび、
視線が不意に追いかけるよ。

この一瞬に満たされてる間は幸せなままで、
でもそれすらいつか苦しくなるの。
ここに居るだけの意気地なしの私が
誰よりも私を妬んでいるよ。

たった一言の「おはよう」も
終業チャイムの「さよなら」も
振り絞れない私にこの気持ちを恋だなんて、
笑われてしまうなぁ。

あなたの、隣にいるあの子に
変われたら、だなんて、厚かましすぎて、もう、

消しゴムを落として、少し距離が足りなくて、
拾って渡された時に、少し触れた指先、
拾い上げた消しゴムは上手く使えなくて、
人差し指がくねくねと悶えている。

「ありがとう」の一言ぐらい言えたなら、
あなたの隣にいる、あの子の後ろぐらいから
そっと見て居られたかなぁ。

いつも通りに帰れなかった、17:30の夕暮れ、
階段の踊り場から聞こえる声、
恥かしげに微笑み合うあなたが、
幸せで居てくれるならそれでいい。

最初から何にもなかった。胸の高鳴りも、妬みも。
初めから何も伝えてないから。
置き去りにした教科書も、ページに挟んだアドバイスも、何も、何もないから。

涙なんて流さないよ。この枕を濡らしたら、
あなたの事を、忘れられなくなるから。

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