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だし巻き玉子

短編小説
純文学
BL オリジナル
2017年02月19日 09:59 公開
1ページ(444文字)
完結 | しおり数 0


ふしきの

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「胃がわるいみたいだね」
と、言ったとき、君は怯えるような顔をしたよね。
君の手に持っている立川のデパートで買った、だし巻き玉子。
お弁当の袋。
「気にするな!私も言われなれている」
とはいったものの、どうフォローするかリカバリーするかで一瞬焦ったんだ。
『笑って!笑って』
声にならない声が出る。
だし巻き玉子は苦手だった。
旅館や、おせちでしか食べることができず、
「卵ごときが!」
程度で茶碗蒸しより下に見られた環境で育ったから。
でも、友達のお父さんの卵焼きはアヒルのがーこちゃんのだし巻き玉子で口にいれてもらった時は嬉しかった。
青果市場の食堂のおっさんは、銀紙に包んだだし巻き玉子をくれた。大きなシェパードがおっさんの靴紐をいつもアマガミしていた。
「ちょうだい」
と、甘えてみた。
甘くてじんわりして滋養にいい。
やわらかでふわふわして心地いい。
私たちは二日間それを味わった。
胃痛も疲労も君が黄身に溶けて薄まったお出汁の味。
唇を食む。
「好きだよ!」と、何度も言えた。

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