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かしかもワンライ1(AO!! かしかも)

短編小説
青春・友情
BL 二次創作
2017年04月21日 12:16 公開
1ページ(2239文字)
完結 | しおり数 0


ららん

表紙提供:by おにぎり娘
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ついに手を出してしまったAO!!(腐)…ほんとかしかも好き。
でもこの二人はくっついてない。周りの方がやきもきしてるだけで本人たちは完全無意識無自覚。
※キャラ達がお互いなんて呼んでるのか分かんないのが多いので、チョイチョイ適当です。判明したら書き換えよう。
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担任のつまらない話しかないホームルームが終わり、机に重い鞄を載せたところでバレない程度に腰を落とした姿勢をとった。

「かーしぃー!」

ドカッと音がして肩に重みが来る。そろそろ来る頃だと思った。
事前に姿勢を整えていたおかげでふらつくことなく、雷太を背中に乗せたまま鞄を肩にひっかける。

「部活!部活行こ!!」
「はいはい」

時折飛んで来る「じゃーなー」の声に軽く返しながら長い廊下を歩く。
『たまにはテメェで歩け』と飛んできたのは誰の声か、雷太は『うっさい!』と怒鳴るだけ。
もっと言ってやってくれ。あと雷太は腕を振り回すな、バランス崩すから。

「今日何すんのかなぁ!合宿近いし紅白戦とかするかなぁ」
「どうだろなー」
「たまにはかーしーと対戦してみたいな」
「やだよ」
「なんでだよ」
「なんでだろ」
「テキトーすぎんよ、っぅあ」

少し手が滑ったらしくずるりと背中をひっぱられ、膝ががくんと曲がった。

「おっ」
「あっぶね」

一瞬ついた片足でまた飛び上がり、今度は後頭部に雷太の腹がぶつかった。

「肩車でもしろってか」
「あーいーねそれ、うし」
「冗談だ、こら、登るな」
「おぉー高ぇ」

いくら一番小さいと言えど、体重だけじゃなくて鞄の重みまで乗っかっているのだから、はっきり言って重い。

「何かぶつかっても知らねぇぞ」
「ちゃんと避けるって」

よっ、よっと言いながら肩車の状態で身体を左右に揺らされ、足がふらつく。そのたびにしっかりしろと頭の上から激励が飛んでくるのだが、さすがに無茶だやめてくれ。
ようやく階段に着いたが、この状態はちょっと怖い。まさか落っことすはずもつもりもないが、せっかくの合宿前に怪我でもされたら困るのは部員全員。

「降りろ」
「い、や、だ」
「雷太」
「トレーニングになんだろー」
「なるか馬鹿」

ホレホレと促すとむくれながらのそのそと下りていく。ちょうどおんぶぐらいの体制になったところで雷太の足を抱えた。

「ん?…ちょ、ぎゃああああああ!!!!!」

雷太をおんぶしたまま猛ダッシュで階段を下りる。よほど怖いのか、雷太は叫びながら俺の制服のシャツを渾身の力で握りしめている。
靴箱のところで足をとめれば、背中からゼェハァとダッシュ練直後のような呼吸が聞こえてきた。走ったのは俺だ、雷太は乗ってただけだろうが。

「かーしー!てめぇ何すん」
「トレーニングになるんだろ?」
「なるか馬鹿!ならんかったわ馬鹿!!めっちゃ怖かったわ!!」

シャツを握ったままの手がまだプルプルと震えている。ちょっとやりすぎたか。ちょっとご機嫌取っとこう。

「雷太」
「なん、う、っひ!?」

変な声を出すな馬鹿。何もエロいことをした訳じゃない。シャツから手を離させて、後ろにくっついていたのを前に回してきただけ。これなら多少体勢が変わったって前で支えられるから何とかなるし。
そのままとりあえず靴を履き替えてグラウンドに出ようとしたら、雷太が目をキラキラさせて俺を見上げていた。

「かーしぃ」
「んだ」
「スパダリぃー」

ぎゅむ、とコアラが木に身体を預けるようにくっつかれた。足に至っては俺の腰に巻き付いている。
そうしといてくれるなら、俺が支えなくてもなんとかなりそう。

「何それ」
「かーしースパダリ知らないの?」
「知らん」
「ごめん俺もよくわかんない。こないだクラスの女子がかーしーのことそう言ってた」

すぱだり?何かの暗号か?雷太も知らないんじゃどういう意味か分かんねーじゃん。モヤモヤすんだろ。
1年と2年は既に部室に来ていて、俺らを見た一瞬ポカーンとした顔をされたが、すっと目を逸らされた。なんでだ。
部室の椅子の上に雷太を下ろし、自分のロッカーで着替えようとしたら雷太にケツを叩かれた。

「かーしー全然スパダリじゃない!」
「いでっ!いきなりなんだ」
「俺靴履き替えてないじゃん」

椅子の上に立って地団駄踏みながら主張されても、忘れてたのはお前じゃないのか。

「諦めろ」
「なんでそこ即答なんだよ、分かってた?もしかして分かってやった?」
「いや、言われて思い出した。どうせスパイク履くんだしいいんじゃねぇの」

俺の言葉に「あそっか」と納得し、結局上靴のまま床に降りて普通に着替え始めてしまった。
冷静に考えろよ雷太、帰りはどうする気だ。チョロすぎて心配になるわこんなん。

…どうせ俺が取りに行く羽目になるんだろうな。

「あとで取りに行っとく」
「へへー、あんがと!」

にへら、と破顔した雷太の頭をわしわしと撫でたところで、辺りが静かなのに気がついた。
振り返るとハチは呆れた顔で笑っているし、タクは頭を抱えているし、石清水はいつも通り顔を赤らめて口を押えているしで意味がわからん。

「よっしゃーやんぞー!」

我関せずとぱっと着替えた雷太は一人で部室を飛び出していった。それを「待てー」と叫びながら祇園が追いかけていき、その勢いに乗って部室にいたほとんどが出て行ってしまった。

「なぁ鹿島」
「ん?」

出て行かなかったハチが俺の肩を叩いた。

「いいんだけどね、別にいいんだけど、もうちょっといちゃつくのやめない?」
「いちゃつく?誰と?」
「あー!自覚ないのが一番厄介なんだよーもうー!」

ハチがキレた。タクは俺とハチを見てゲッラゲラ笑ってやがる。



俺、なんかしたか?



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