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斎女神と夜の騎士 ~星の音色が導く神謡~

小説
ファンタジー
オリジナル
2017年12月05日 11:41 更新
86ページ(110698文字)
連載中 | しおり数 4

イケメン教師の正体は、女神を選ぶ騎士でした。

細雪さゆき

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 広大な北の大地の片隅に、土地神が存在しない集落がある。
 その、神の加護を持たない地――北海道椎斎市は、神がいなくなって以来、現代まで密かに呪術組織“コトワリヤブリ”によって神殺しをした鬼姫“星音(せのん)”を封じ、悪しきモノを遠ざけてきていた。

 古代アイヌの神謡(ユーカラ)を自在に操る“夜”の宇賀神(うがじん)
 神ではなく土地に使える逆さまの斎となった“月”の逆井(さかさい)
 戦国時代に西欧より渡ってきた魔術師一族“星”の鎮目(しずめ)

 “コトワリヤブリ”には“星月夜”それぞれに“斎”と呼ばれる少女がいた。
 なかでも“夜”の斎は土地神に代わり天空の至高神と通じ、ちからを受け取ることができることから“女神”、と呼ばれることもある。

 しかし今、椎斎に“夜”の女神は存在しない。
 そのためこの街では結界が揺らぎ、悪しきモノたちによる不審死や瘴気による自殺、病が増えてしまった。
 そんななか、何も知らない少女、朝庭由為は入学式の朝、駅のホームで人身事故現場に遭遇。誰もが自殺だと口にするその場で、彼女は見てしまったのである。
 ――黒服の少女がホームへ突き落す姿を。
 その人外の悪しきモノを視てしまった彼女を、“夜”の騎士(←高校生物教師、由為の担任)は見逃さなかった。

「あたしが、秘められた神さまの末裔……?」

 空位にある“夜”の斎と神殺しの鬼姫“星音”をめぐる“コトワリヤブリ”たちに巻き込まれた由為。
 鬼姫“星音”を身体に封じ、眠りの呪いと戦いながら生きる“星”の斎、鎮目せのん。
 先代の斎女神に心酔していた実力派の“月”の斎、逆井理破。
 それぞれの事情を抱えた三人の少女たちが“星の音”に導かれ、選んだ未来は……?

 北海道の架空の街が舞台の、現代ラブファンタジー。
 星の音色に導かれ、少女は騎士に跪かれながら女神となる!?

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