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7月6日は。【あぶない刑事/SS】

短編小説
その他
二次創作
2017年07月06日 19:13 公開
1ページ(1895文字)
完結 | しおり数 0

何時ものSSです。

ku_ku_ku_

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何の日シリーズ。

相変わらず、R無ですみません(笑)
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久しぶりに定時少しを廻った時間に署から出られた鷹山、大下。
難事件が解決して上機嫌な大下が

「鷹ぁ。呑みに行こうぜ~この間イイトコ見つけたんだ」

と、鷹山を誘う。
断る理由もない。
大下について行けば、ひっそりと佇む落ち着きのあるbarがあった。

重厚なドアを開けると程よい灯りが灯る店内。

「いらっしゃいませ」

と、バーテンダーがふわりと笑みを浮かべカウンター席へと誘う(いざなう)。

「いい店セレクトしたジャン」

「へへ、なかなかいいだろ?まだ他の奴らには教えてないんだ」

と、得意げに笑う大下。

時間が早いせいだろうか。
店内には鷹山と大下しかおらず、心地良いBGMが聴こえる店内。

「何に致しましょう?」

おしぼりと灰皿、数種類のナッツが入った皿が2つ、カウンターに置かれる。

「バーボン2つ。そっちはストレート、もう一つはロックで」

「かしこまりました」

オーダーを終えた鷹山がふと視線を店内の一角に目をやった。

一角に置かれたグランドピアノ。
店内に馴染むようにそっと置かれている。

隣でZIPPOの金属音と少し遅れて煙草の香りが漂ってくる。

「お待たせしました」

「ありがとう」

コースターの上に置かれたグラスをそれぞれ手にする。

【からん】と音を揺らす鷹山が

「お疲れサン」

というと大下がはにかんだ笑顔で答える。

大下は綺麗に磨かれたグラスにくちびるを付ける。

大下の妙に色っぽい舌先が琥珀色のソレを舐めた。

鷹山は小皿の中のナッツをひとつ口にする。

コリコリとナッツの触感を楽しみながら、グラスに入った透明な大き目の氷を指でまわす。


暫くするとぽつぽつと客が入ってきた。



どの位経ったのだろう。

気が付けばまた店内は2人になった。

「あのピアノ触っていいかな?音鳴る?」

何杯目かの酒を頼むと同時に、鷹山がバーテンダーに問うた。

【ん?】と鷹山を見上げる大下。

「ええ。調整はしてあります。良かったらどうぞ」

にこやかにバーテンダーが鷹山に返事をする。

椅子から立ち上がるとゆっくりとピアノに向かう鷹山を大下が眼で追う。

黒いピアノの前の椅子に座るとピアノの鍵盤蓋を一度撫ぜて開く。

白い鍵盤に指を落とした。

「ポーーーーン」

と、店内に響く音。

記憶を辿る様に鷹山はピアノをゆっくりと弾きだした。

酔いが心地良くそれに加えてピアノが奏でる音に大下は、何時の間にか鷹山の傍に寄りピアノに肘を掛ける。

男らしい大きな手。
筋張ってはいるが長く綺麗な指である。

大下は鷹山の手をいたく気に入っている。
本人には絶対に言わないが。


二人の口元はすこしの微笑み。
一時その音に身を寄せる。

最後の一音を終えると「ふ・・・」と息を付き鷹山は大下を見上げ片眉を上げた。

大下は、ニカッと笑うとサムズアップした。



「ピアノ弾けたんだ」

「まぁな。昔取った杵柄ってやつ?」

「昔?」

「ハタチの頃かな。本気で惚れた女が居たんだ。」

マッチで煙草に火を付けると「オレも」と大下も煙草に火を灯す。

煙と共に溜息も唇から吐き出す鷹山。

「その女をNYまで追っかけてさ」

「まぁ、情熱的だこと」

「アイツが部屋で毎日この曲を弾いていて、俺も弾きたくなって教えてもらったんだ」

「で、?その彼女は?」

鷹山は煙草を咥えると、両掌を開き少し上に上げ眉をひそめ、こう言った。

「NYで大金持ちと結婚した」

「あらら」

「だから俺は今、此処に居る」

「成程・・・じゃ、彼女に感謝しなきゃだなぁ」

「?」

「こうして鷹の弾くピアノも聴けたし、それに・・・」

「それに?」

「オレ達は良いコンビになったんだからな」

白い歯を見せて笑う大下。

「かも、な」

と、口角だけを上げて笑う鷹山。


そこへバーテンダーがふたりのコースターの上にカクテルのグラスを置いた。


「「?」」

髪がすこしグレーがかったとても紳士的なバーテンダーをふたりは見詰める。

「とても良いピアノの音が聴けました、ありがとうございます。これは私からのお礼です」

と、2つのカクテルが置かれた。


大下の前には【キール】

鷹山の前には【サイドカー 】


「ごゆっくり」

と、会釈しにこやかにバーテンダーが微笑んだ。




キール(Kir)
【最高の巡り逢い / 唯一の人】

サイドカー (Side car)
【いつも二人で】
 



7月6日は。 「ピアノの日」

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