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I MISS YOU

短編小説
恋愛
オリジナル
2017年11月23日 18:26 公開
1ページ(1962文字)
完結 | しおり数 0

好きな人は友達のアイツ

春妃

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長年思いを寄せていた彼は友達。
その思いが揺れ、ある決意をする彼女は後悔しながらも思いは変わらないでいた恋心。


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_どうしても、あなたじゃないとダメ。_







私の思う未来、それは彼の隣にいること。


長年、友達関係。


それを“好き”の一言で私と彼に壁ができる事だけは避けてきた。


友達だから、彼が好きになった人や彼女の愚痴や悩み、沢山聞いてきた。


いつも苦しかった。


それを、友達という仮面で隠して笑顔でいた。



でも、彼の他愛ない言葉で私は揺れた。




「 付き合って別れて思うけど、和泉が彼女ならいいよな 」



きっと、意味はないだろう。

友達だから、それが前提だからだ。



なぜ? そう思うのかを聞いてみた。



「 だって、ケンカしても怒って笑って泣いても、和泉だから今も一緒にいるだろ 」



嫌いにはなれない、ならない関係。

友達、それ以上でも以下でもない。

その関係に、私と彼の間にない恋を加えたら どうなる?



彼の隣にいられる?

私の気持ちを、知らないのに……



ねぇ どうして……

私を揺さぶるの?


ずっと、我慢してきたのに……


私の前で彼女と肩を組んで、キスしたり、抱きしめたり……


見たくなかった、いつも苦しかったんだよ……



なのに、保ってきた壁の一部がパラパラと崩れ始めた。



「 和泉 」



私を呼ぶ彼の声が好き。



「 和泉 」


私を見て呼ぶ彼の瞳が好き。



「 和泉 」



私を肩を組んで笑顔を見せる彼が好き。



好きなの。




友達をやめたい、後悔するとわかってても。


やめないと、私は未来を見られない。



「 大智… ごめんね、私… 友達やめる 」



涙目で震える声で、彼に伝えた。



なんてバカな事を…… 親友は怒った。


好きだから、女として彼を。

だからやめる事を選んだだけ。


恋人より、友達の方が未来は明るかったかも知れない。



それでも……



大智に告げてから連絡はなかった。

私からも連絡はしてない。



毎日、毎日、スマホ画面を見つめては指が文字を打たない。


どんなに後悔し、苦しんだか……

今も、私は大智が… 好き。




あれから1年が過ぎた。




彼が、大智がどうしているかわからない。

すでに友達の間では互いの名前が禁句になっていたから。


ある日、電車を待っていた。

私は大智を思って、ただ遠くを見つめるようにしていた。

到着した電車に乗り込む人並み。


その中で動かずいたのは私だけ。


ドアが閉まり、電車が動き出した。


ハッとして、徐行しながら動き行く電車を見ていて 私は目を見開いた。



大智……



彼が、大智が電車に乗っていた。

私に気づいて、同じように目を見開き追っていた。



行く電車、スレ違いに再会した。


それは、あまりにも短い再会だった。



好きで好きで、ずっと今も好きな人……



大智… 会いたいよ……

あなただけなの、私には大智だけ……



「 大智… 」



その場から動けなくなってしまった。


涙が止まらなくて、動けなくなってしまった。


いい加減にしないとと思い次の電車に乗ろうと決めた。


そして、来た電車に乗り込もうとして足を止めた。


耳に、聞こえた気がした。

だから、後ろを振り返って、知った人はいない。

空耳かと乗り込むと聞こえた。




「 和泉っ!!」



階段を駆け上がってきた大智が視界に入った。


瞬間、私の足は電車から降りて無心で大智へ……


飛び込んだ。



「 大智っ… 」

「 和泉…… 」



会いたかった、会いたかったの。





なぜ友達をやめたいのか理由を改めて聞かれた。


私は大智を好きだからとは言っていない。

ただ、友達の関係をやめたい、そう告げた。

大智には理解しがたく怒っていたらしい。


でも、大智の中で私という存在が大きい事に気づいたと。


そう気づくまでに時間がかかったと話してくれた。




「 言えよ、理由を 」



好き、この一言を言ったら何か変わるのか……

怖い。

でも…… 再会できた。



「 大智が、好きです 」



勇気、それしかなかった。



「 和泉、もっと早く言え 」



大智が私に見せた苦笑した顔。

そして、キスを……



「 俺の隣には和泉だろ 」



会いたかった、ずっと……

大智と、こうしてキスをしたかった。


これからは、友達以上でいる事ができる。



未来……


私は大智の隣で、大智が私を呼ぶ声に幸せを感じる。



「 和泉 」








完。











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