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高校教師

短編小説
文学
オリジナル
2018年02月12日 09:34 公開
1ページ(1719文字)
完結 | しおり数 0

教育者とあの時代のドラマが大嫌いだった。写真:5週目の医師処方せん咳止め薬

ふしきの

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あとがきとかいらんおはなし

たぶん京様のは私と同じ感性のコメントをいっていた気がする。
「学生はホコリっぽい」
とかなんとか。
ああ、やっぱり配慮した言葉を選んで使うマダムのアイドルは素敵だ、観とけお前らとか思った。(見下し感)他の役者はうーん背が低いし。(世界観はそれしかみてない)

鞄について。
規定鞄の蛇腹式に比べて、本革の蛇腹は他の子よりも薄い上にその部分はそうそう固いコードバンでもなかったのでよく体育の授業や移動教室の時に見回りと称した年長者に思いっきり直されそうになった形跡が残ってました。


サルについて。
平均値よりもかなり体重量がなかったためと親の手伝いをしていた関係で高いところと閉鎖空間の窪みに落ちた帽子とか大切な何かを拾うことをしていました。今おもっても教育機関に問える案件で減俸とかになると思うが当時切羽詰まれば教員が頭を下げるように「落ちたので拾ってきてはくれまいか」とこられた。足場のないところでの注意力と集中力は人並み以上だったことは認められていた。
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私立と公立の違いは三年生で決まるという。
そう。
三年生は登下校がかなり自由になる。
それだけだ。

それだけだから「オケとマスの中にどれだけ人が詰められるのか」ごとき体育館で生徒が並ばされ体育教師を筆頭に怒鳴られるはめになる。
私はするりとぬけ、するりと体育館の吐き出し口から外に飛び出した。

途中で眼鏡の痩せぎす助手に出くわしたが、普通に「腹痛早退です」のジェスチャーをして通り抜けた。
あの手は不純行為意外は間抜けにもほどがあり、外でのパトロール強化行動も意味がないのを皆知っていた。
後をつけてきたのは私に大嫌いなハンサムといわれる背の高い理科教員だった。
大嫌いな元顧問でもあった。
「待て!」
と言う声に無視して、早足で歩いた。
けれども以外にもバテることなく私に追い付いた。
腕を掴もうとして突然電気でも走ったかのように手を上にあげられた。教員はむやみに生徒に触れる行為はしてはらないが徹底されたようだ。

「帰るのか!」
の問いに
「上履きで⁉」
の答えに戸惑わせた。
「先程もいった通り腹痛で教室に戻るところです。家の鍵も常備薬もポケットは空なので」
と、両脇のスカートのポケットを逆さに出して見せた。
「そこまでしなくていい」
バカな先生だ。それとも徹底してうぶでバカな先生のふりをしているのかもしれない。
「だが、この道は市道に通じている。校舎とは逆方向だ」と言いつつ「ああ、通りがかりの先生が車を出して……」
の言葉に
「最短距離は目視よりも距離感です。これだから理系は」で校庭の私道に戻った。
通りかがった先生の先生の軽自動車がいったん止まりそして動き出した。

私の後また距離を縮めてきた。
「今何をやっている。ボルタリングはもうやめたのか?」
「ええ、四六時中窓の外を眺めて暮らす生活です」
と。
「だが、さっきのような抜けるように滑って逃げた様は昔と替わらない」
と笑って見せる。
サル呼ばわりは久々だった。
「第二次成長で体が劇的に重くなるのです。格段と試合に響くほどに」
「水泳もか」
「水が突然冷たくなったので」
あの日先生は笑っていた。
私は先生に肩枕されて笑っていた。
女子達は煙たげな顔をし、通りがかりの生徒は怪訝な顔をした。
まるで異物を見るように。

「先生は」
「お腹が痛いのです!」
私は強く言った。

なにもかも終わったのだ。

校舎が見えた。
「先生は」
「付き添うから」
それだけを言って来る。
「私は先生のこと、嫌いです」
の答えは廃屋のような教室を目の当たりにした後だった。
転がる椅子や机を避けながら自分の鞄を探す。
私の鞄は合成皮ではないので光り加減さえコツをつかめばすぐに取り出せた。
1錠のいたみどめ。
頭から水を被るように水道から水で喉に流し込む。ジャージズボンをスカートの下に履き、少しだけ先生の背中の影で横にならせてもらった。
「私は教員が嫌いです」
「そいうひとこそ教育者には向いている気がするが」
「母は……教員つとめをすれば奨学金返済がクリアになるだけです。ですが数年間のそれすら苦痛でしかありません」
脂汗が額に垂れた。
「本当に腹痛だったのか」
の小さい声に私は憎らしい顔をした。
「私は先生のこと嫌いです」
「知ってる」
「……だからそこが好きなのです」の声は聞こえただろうか。


白いカーテンだけが揺れる。

「20分で効きはじめます。その間だけです」


あの向かいの実験教室が見える。
高校生のあの人が校舎から走ってくる。
大嫌いなドラマの子のような不細工な人形を鞄に着けて。

ああ、あのドラマは撮影風景を平行して流していたから観れただけの代物だ。単独で見ると吐き気がするのを……誰も理解しようとしてくれなかった。腐れ外道ドラマ番組。
「中等部久し振り、スッゴク可愛い」
椅子も机もまるで整然としたような口ぶりで。
「先生帰ろ」
「まだこの子が」
「眠っているよ」

その時、私は流し目京様の「鬼畜ぶりをにこやかに語る」映像特典を見ながら『舞台に影響しなかったのか。これでまた現代劇のテレビドラマから遠ざかったんだよね』と呟いた気がする。

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