メクる

累計 17904703 スキ
BL・アダルトの
切り替えはこちら

Re:Play Writer

短編小説
文学
オリジナル
2018年04月01日 06:39 公開
1ページ(961文字)
完結 | しおり数 0

著:霧崎リッケン

二色燕丈

  • 閲覧数

    193

    1549位

  • マイリスト

    0

    1481位

Happy April Fool!
フォント
文字:--%
行間:--%
 再びここに立ってくらくらと夜を待つ僕は至って健常でありこれは酒気帯びに近い環境であると推測する。

 霧散した意識の混濁に構える僕の右手にはカッターナイフの刃が握られていて床を深紅に染めているんだろうと推測する。僕はいま君を殺したと脳内が喚いているが、そもそも君って誰だ、僕って誰だと自問自答に低迷していく前頭葉は痛い。痛い。痛い。

 ── 最近お薬足りてますか

 何て陳腐な返答が最後だ。お薬出しておきますね、それで充分僕は安定するじゃないかと白い壁を叩いたり蹴ったり。それが脳内妄想の衝動で、僕はそんな君を殺してしまおうとシーツを真っ赤に、どす黒く染めたんだ。

 末期症状だとか不眠症だとか上等だ。思考なんて昔から停止しているんだと僕は君の死骸に嘲笑する。それくらいには健常だ。

 現代中毒の僕には相棒などいらない。虚ろなままどこまでもスパークリングな思想に誰かが言うんだ、糸はもう切れたよって。踊りたくなるほど舌足らずで巻き舌だ。

 足も縺れ舌も縺れた僕はしかしララバイを口にする。君へ手向けたい。

 昔の君を土のように踏み散らかして、嘲笑して、絶望なんてThere's no way.

 悲鳴を挙げるようなshoutが頭の中で駆け巡り、巡り、僕なんて一人でも生きていけるとサイレンを聞く。錠剤は血に溶け安定の一途を裁断する。

 隣の芝生は青かったか、あそこの水は甘かったか?
 どうでもいいぜそんな事柄。踏み絵のようだ。僕のthinkは踏み絵のように寝室から、君の雁首をぶら下げ足の踏み場もなくここにいる。

 これは革命だ。
 これは革命か。

 僕は僕を捨て、愛玩用の業を哀願して今日を待った。まだ芝生に立っている。枯れてしまう前に頭をすり抜けたApril1が構えている。

 再び立つことを望んで断った今日までの苦し紛れは拡散霧散してしまえばいいと僕は臨む。

 きこえるか昔の僕。
 サイレンは悲鳴をあげる。
 僕はそんな転げる明日を気にせずに息をするさ。

Hey wait!Hate me again now.
What do you want?
I wanna “fuckn' Life”

 いまここで息をする全ては、新しく書き換えられ、今日を立っている君へ。

スキを送る

スキ件数:非公開


残スキ 300

『スキ機能』とは?
『スキ機能』とは『スキ』ボタンを押すことで作品や作者を応援できる機能です。
※拍手機能に類似した機能です。

[スキ機能のルール]
※1人あたり1日に300回まで『スキ』を送ることができます。
※1作品でも複数作品でも合計が300回まで『スキ』を送ることができます。
※『スキ』は1スキ、『大スキ』は10スキ、加算されます。
※1日に与えられるスキの数は毎朝4時にリセットされます。
※自分の作品にはスキ機能は利用できません。
※『スキ』は匿名で作品に送られます。

スキ!を送りました

マイリストに登録する

作品シリーズ

この作品につぶやく

#Re:Play Writer
 

500

みんなのつぶやき 一覧

イメージレスポンス(0) 一覧

この作品へのイメージレスポンスはありません

タグ一覧 編集

この作品にタグはありません

友達に教える

  • ツイートする
  • イイネ
  • なうで紹介
  • はてなブックマーク
  • GoogleOne

この作品を見た人はこんな作品も 一覧

作者の投稿小説(57) 一覧

作品登録マイリスト 一覧

登録された公開マイリストはありません

その他


コーナー R

作品宛みんなのつぶやき

もっと見る

作者の他の作品一覧

一覧を見る

copyright (c) 2013-2018 メクる Co.,Ltd. All rights reserved.