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桜 1ページ同好会のお題に

短編小説
青春・友情
オリジナル
2018年04月12日 13:21 公開
1ページ(1419文字)
完結 | しおり数 0

冬の三部作に出てたこいつら

ふしきの

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清夜(ヒカエリと読む。ひかりへの造語。届け出の時にヒカリエと書くのを書き間違ったが『者共、控え!』とあいまって年寄り受けは良い) 子役上がりの大部屋役者 バツイチ
最近テレビにもドラマなどで出だしたが「提供」前に殺される役者として悪評されている。昔でいうところのみこすり半役者 認知した不特定多数(DNAでは不一致)の子供が沢山いるが本人は気にしていない。馬鹿。

光(ひかる) 清夜の腐れ縁 影が薄い。口が悪い。彼女もいない。

緑子 光の妹 兄が二人いると思っている。やっと中学生になりましたよ。

ごめんなさい、お題が桜で恋愛だったので、こいつらではできませんでした。

こんな感じで。
「ひかるくん、(妹さんの)ご入学おめでとうございます」
「ヒカエリ君、(僕の妹の)ご入学おめでとうございます」
僕らは二人でお辞儀をしていた。
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妹の入学式に僕は清夜と一緒に出た。
母も父も了解の上だった。手放しで喜ぶぐらい褒められた。僕が妹の入学式に出るということが、だ。僕は僕でうすぼんやりと同僚のラノベだの妹直伝のラブコメだのに洗脳されている状態だったので頭が咲いていたところだった…この金魚の糞のような清夜が来るというまでは…ああ、これが現実かぁ。

桜は入学式には半分以上散っていた。
風は冬に戻ったように吹き荒れ、花弁を散らした。
「寒いねぇ」
と、スレスレのシャツを着た馬鹿が隣にいる。
「お兄ちゃん!王冠!王冠作って!」
「ハイハイ」
妹の緑子はいつも頭の上にティアラを乗せたポーズを僕に作らせる。
ラブハートの変型判だ。
王冠は乙女のあこがれだなぁとか、思っていたら、片一方の手が清夜が作ることになった。
「はい、セルフィ」
画像に嫌な大人二人が妹を挟んで笑っているのが痛々しい。

心の中で、うぜぇと言いつつ、「桜の花を折った大統領は誰だ?」と聞いた。
「リンカーンでしょ」
と清夜は平気な顔で言う。
「違うよ」
と僕が言う。
「清ちゃん、機関車トーマス!」
「あ、トーマス。トーマス・ジェファーソンだ」
「緑!あほがあほに言うな!っていうか、お前らよく学校入れたな!」
「じゃ、誰よ!」
僕は笑いながら「だから誰でもないよ」といった。
「おかしい、誰かいたはずだ。誕生日プレゼントにもらった斧の切れ味を確かめたとか言った。謝らなかったクソガキが」
今、清夜は、話題の映画のために髭を生やし始めている。
彫りの深い顔と少しだけ長い髪の毛がうっとおしいのか目をしばしばさせていた。
『貴方の顔は頬がこけているから、きっとかっこよくなるはずだわ。女性はお髭が大好きなのよ』
緑子と同じ年の子はそういって手紙を送ったのだ。
僕はその時、ジョシュア・フライ・スピードを思っていた。この腐れ縁が一生続く気がしていたのだ。
逆に清夜が僕から離れて行ってしまったら、僕は泣くのだろうか。と、一瞬考えてぞわっとして頭からそれを振り払った。

緑子と清夜が同時に「ワシントン」といったものだから「はいはい、逸話逸話!」とさらに二人を怒らせることとなった。想定内想定内。
僕は、去年ポトマック川の桜が枯れた騒動で部署内が騒乱し、気が遠くなったのを思い出していた。『がああああ、俺は市役所のなんでも係じゃねぇ!』とごねたら上司が『なんでも相談窓口係』『コールセンターオペレーター主任』と嫌なあだ名をつけられているのをむかっ腹に抑えた。。
「ばーか、光のばーか」緑子が言うものだから、清夜もそれにつられて、「公休を4月の初日に使うバーカ」と言い出した。
「公務員なめんなよ!」僕は口を尖らせた。

緑子は「あ、あの子。見た‼編み込みに生花使っている。良い香り」と、女の子達の集団の中にふわふわと入っていった。柔らかな日射しと花弁がゆったりと舞っている。今日はとても良い日だ。
「……清、ヒカエリ!手ぇ!」
「う、うん」
「保護者入り口はこっちだって、さっきから言ってるだろ!いい加減方向音痴治せ!母校だぞ」
僕は奴の手を引いて歩く。
桜に浮かれた会場は誰も僕らに関心はない。
「えへへ。委員長やさしい!」
「図書委員長だけどな」
樹木も確かに太って大きくなっている。
なのに母校を歩くと僕らはいつものあの頃の僕らに戻っていた。
「くそ、なんだ。今と変わんねぇじゃねぇえか」
「あはははは」

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