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短編小説
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BL オリジナル
2018年07月08日 15:29 公開
1ページ(699文字)
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そらむく

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カッコーン と音をたてて、自販機の受け取り口にペットボトルが落下してくる。
受け取り口から冷えたペットボトルを取り出すと目的地の場所へと足を運ぶ。

歩く廊下からは梅雨明けしたばかりの夏空が見える。手元にあるペットボトルに目線を移しながら、炎天下のもとで愚痴ながらも担任でもある園芸部の顧問の濱先生に居眠りの罰として言われた花壇の手入れをしているであろう彼の事を思い浮かべると自然と笑みがこぼれる。

中庭が見える廊下の窓から、汗をぬぐう彼を確認する。タオルでも帽子でもいいから被ればいいのにと熱中症にならないかと心配をしつつも早く声が聞きたくて声をかければ目を細めてこちらに向ける顔は何か愚痴のひとつやふたつ言いたげなのをあえて無視して彼に向けてペットボトルを放り投げる。
案の定、あぶねぇだろうと怒鳴られたけど、彼の好きなスポーツ飲料水は、よほど喉が渇いていたのかゴクゴクと飲みほしていく。 汗が首筋につたう様子に内心ドキドキしながら眺めていた。

飲みきったペットボトルを地面に置きながらすぐ側にあったホースを右手に持つとこちらに水を巻き上げると太陽の光でキラキラと水が反射して小さな虹を彼が作って見せてくれた。

虹ができたことに喜ぶふりをして水しぶきでキラキラと綺麗に映る彼に感嘆していたことに気付かない彼が小さく呟いてみた言葉は聞こえなくても聞こえてきた。

その言葉に

僕もだよ。

と、そっと呟いたんだ。
   


ようやっと
中庭の桜の木から蝉の声が聞こえてきた。


いつだって
僕の心臓も蝉の声のようにうるさいぐらい音をたてていることにまだ彼は知らないでいる。





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