メクる

累計 17159122 スキ
BL・アダルトの
切り替えはこちら

キジムナー

短編小説
童話・絵本
オリジナル
2015年05月23日 12:18 公開
1ページ(591文字)
完結 | しおり数 0

夢をみる男の話。

あまね

  • 閲覧数

    202

    1301位

  • 評価数

    0

    1187位

  • マイリスト

    0

    859位

フォント
文字:--%
行間:--%
夢、それは夢である。

自分の故郷が燃える夢。
夜中とは思えぬ明るさがあった。
あかるく、あかるく、燃えていた。

ソレを小高い丘でみていた。
一人ではなく、隣で見るのは、異形の鬼子。

赤い髪の鬼の子。
顔は見えず、ただその口元には牙が生えていた。

自分は一歩も動けず、動く事ができずその光景を見るしかなかった。

涙もでずに、ただただ苦しいと感じることはできても。
それを言葉に、声にすることは叶わない。

鬼子はいう、これは過去のことだと。
お前が生まれる前の出来事だと。
そしてお前の心ではないのだと。

だから何もできないと。
何もする必要はないと。

鬼子は自分を撫でた。

木である自分を撫でた。
きっと足元に埋められた人の骨が見せた夢だろうと。

それでも何もできぬのはいやだと言った。
鬼子は黙ったままであったが、しばらくするとこういった。

頑張れと。


そこで夢は途切れる。
体全体がねっとりと汗をかいている。

そして、わけのわからぬまま自分の家からでた。

火を起こそうとしている輩と目が合った。
そのものは、飛び出すように逃出した。

火を消しながら、あの夢はコレを暗示していたと思った。


男は安堵とともに、遠くをみる。
遠く、遠く、小高い丘のほうを見る。
何者かと目が合ったような気がした。


男は後に大木を植える。
あの鬼子に感謝をこめて。

スキを送る

累計 0 / 今日 0


残スキ 300

『スキ機能』とは?
『スキ機能』とは『スキ』ボタンを押すことで作品や作者を応援できる機能です。
※拍手機能に類似した機能です。

[スキ機能のルール]
※1人あたり1日に300回まで『スキ』を送ることができます。
※1作品でも複数作品でも合計が300回まで『スキ』を送ることができます。
※『スキ』は1スキ、『大スキ』は10スキ、加算されます。
※1日に与えられるスキの数は毎朝4時にリセットされます。
※自分の作品にはスキ機能は利用できません。
※『スキ』は匿名で作品に送られます。

スキ!を送りました

作品を評価する

あまねさんを

フォローしたユーザーの
作品投稿やつぶやきなどの最新情報を
マイページでチェックできます

マイリストに登録する

この作品につぶやく

#キジムナー
 

500

みんなのつぶやき 一覧

つぶやきはありません

イメージレスポンス(0) 一覧

この作品へのイメージレスポンスはありません

タグ一覧 編集

この作品にタグはありません

友達に教える

  • ツイートする
  • イイネ
  • なうで紹介
  • はてなブックマーク
  • GoogleOne

この作品を見た人はこんな作品も 一覧

作者の投稿小説(23) 一覧

作品登録マイリスト 一覧

登録された公開マイリストはありません

その他


コーナー R

作品宛みんなのつぶやき

もっと見る

作者の他の作品一覧

一覧を見る

copyright (c) 2013-2018 メクる Co.,Ltd. All rights reserved.