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短編小説
ノンフィクション
オリジナル
2019年05月21日 18:49 公開
1ページ(942文字)
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ふしきの

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君へ
愛を
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君に会えると思って生きてきた。
君を、借りた雑誌の三角コーナーで見た時、はっとなった。
ブラウン管の文字の数列の中で君の、のんびりとしたのらりくらりとした書文で風を受けている姿を見た。
君はいる。

それが嬉しくてうれしくてたまらなかった。

私は、もう三日たった雑巾のようなお化けだった。
私は、もうぼろきれで、すべてを恨み憎んでいた。
それでも、人を恨みきれずに希望をみていたのは君がいたからだ。

間違いなく、君がいたからだ。

カケツギを職人技でしてくれる時、私は産湯でおならをしている赤子のような気持だった。
しんどいしんどい私というものを、やわやわと補習してくれる。
ただ、ありがとうと、言う言葉を、私は「すきだよ」と泣きながらつぶやいた。

『僕もすきですよ』

私は初めて愛を知った。
愛という意味を知った。

ヒトとのつながりはしょせん取引としか思ってなく、損益が出るのが負けで、それを繰り返して上手に生きていくものだとしか思っていなかった。破産も破産で、私は社会からすべて『要らない』というご縁という紙切れを寄こされた。寄こしてくるのもキトクでまれだった。

君はいつも泣いていた。
ありがとうを忘れて、こういう話をすれば君は泣いてくれた。
「君の心が軽くなるなら聞くよ」
私に涙が出ないのを、悟ってくれた。

ごめんなさい。
ごめんなさい。
「いつか、今度はあなたを背負えるぐらいの愛を持ちたい。本当は力持ちなんだよ」重さの判断もつかずに倒れたことのある力持ちなんだ。声が出るようになって私は笑うことを日々していた。
君を笑わせたい。
君が苦い顔から心底笑ってくれる顔になるのがとてもとても愛おしくて、おかしな潤滑を繰り返していた。
君が笑う。
私は笑う。

支えあおう。
愛って、そうなんだね。
そうなんだね。
「二人でね。持とう。お互いの荷物を」


愛してるよ。
おやすみなさい。
良い夢を。
夢で逢おう。
夢じゃなくて、現実で逢おう。
次に会おう。
次に。


君を愛しているよ。
知ってるよ。
知ってるけど言いたいんだよ。
ありがとう。
私も嬉しいから。
愛してるって言えるの、嬉しいんだよ。


愛してくれてありがとう。
受け止めてくれてありがとう。

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  • 二色燕丈 05月22日
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    たまには、遠くを眺めてみよう、いつも同じ日が死んでまた生まれていくものだ、時間とは流れるから時なんだ。
    そう思えた、ありがとう。
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作品宛みんなのつぶやき

  • 二色燕丈 05月22日
    このつぶやきにはネタバレが含まれている可能性があります[表示]
    たまには、遠くを眺めてみよう、いつも同じ日が死んでまた生まれていくものだ、時間とは流れるから時なんだ。
    そう思えた、ありがとう。
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